世界の拠点
患者さんの体から採取した組織や細胞を観察し、病気の診断を下す「病理診断」。特にがんの診断においては、良性か悪性か、どのような種類のがんかを見極めるために不可欠であり、患者さんの治療方針を決定づける羅針盤とも言える重要な役割を担っています。
いま、様々なデジタル技術が医療業界における変革のスピードを加速させています。その中でロシュは、約130年の歴史で培ってきたヘルスケアの技術に、デジタルソリューションを掛け合わせることで、医療の可能性をさらに切り拓こうとしています。そのデジタル戦略の全貌と、次の10年を見据えたビジョンについて、ビジネス・イノベーション本部長の小松さんにお話を伺いました。
イノベーションはロシュの活動の原動力です。世界をリードする診断薬メーカーとして、人々の健康と社会のために科学の進歩を追及し続けること、それが私たちの使命だと考えています。
診断薬・診断機器のリーディングカンパニーであるロシュ・ダイアグノスティックスは、常に技術革新を追求し、臨床検査の可能性を50年以上にわたって拡げ続けてきました。中央検査室で使われている生化学検査や免疫検査に始まり、新型コロナウイルスで一般に知られるようになったPCR法の遺伝子関連検査、そしてがんの診断などに用いられる病理検査に至るまで、幅広い領域をカバーしています。
製薬企業や診断薬企業などに医薬品や検査薬の原料を提供する、ロシュのカスタムバイオテック事業。「カスタム」にはお客様を中心に考える姿勢、「バイオテック」には最先端のバイオ技術でニーズに合った原料を届けていくという使命が込められています。
ロシュと日立ハイテクは、これまで46年以上にわたり、革新的な診断ソリューションを提供し、世界中の患者さんのアウトカム改善に貢献してきました。このたび、両社が新たな提携契約を締結したことを受け、これまでの功績を振り返り、この先続く診断の未来へのインパクトを語ります。