サステナビリティ
常に変化し続ける医療を取り巻く環境や、事業活動において求められる環境保護への配慮を踏まえながら、私たちは、患者さんを中心とする持続可能な医療の実現を目指しています。
社会への貢献
革新的な医薬品や診断製品の研究開発を進め、病気の早期発見や効果的な治療法の提供を可能にし、患者さんの生活の質を向上させることを目指しています。地域社会における健康への取り組みへの支援、疾患啓発活動にも力を入れています。災害や緊急事態時には、医療支援や物資の提供などを通じて、地域社会の支援に努めています。
また、従業員の安全と福祉にも重点を置いています。多様性と包括性を尊重し、働く環境を提供することで、従業員の成長とエンゲージメントを促進しています。
患者さんへの使命
地域社会における取り組み
従業員の働きがい・安心
魅力的に働くことができる環境創りや、性別にかかわらず多様な人財が能力を発揮できる職場風土の醸成に努めています。[ 詳細]
誰もが自分らしく働ける職場、そして社会を実現する
ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社は、ロシュ・グループのパーパスである「Doing now what patients need next」を追求し、すべての人々の健康と生活の向上に貢献しています。この私たちの目指す道のりにおいて、人権の尊重は事業活動の根幹をなすものであり、「誠実、勇気、情熱」というロシュのバリューに深く根ざしています。ロシュ・グループは、国連の「ビジネスと人権に関する指導原則」、「世界人権宣言」、国際労働機関(ILO)の「労働における基本的原則及び権利に関する宣言」をはじめとする、国際的に認められた人権基準を全面的に支持し、実施しています。このコミットメントは、ロシュ・グループ行動規範やロシュ・グループ雇用方針に明文化されています。
私たちは、従業員一人ひとりが安心して、そして自分らしく能力を発揮でき、ロシュの一員として、共に患者さんのための最適を追及する取り組みに、長期にわたってやりがいを感じられる職場環境を築くことを目指しています。これには、非差別的な職場環境の提供が不可欠です。性別(ジェンダー)や性的指向、性自認、障がいの有無、文化的な背景や国籍、そして自身の疾病や育児・介護の責任を持つ方々を含め、多様な視点や背景を持つすべての従業員を尊重し、誰もが公平に扱われ、一体感を感じられるインクルーシブな環境の構築に尽力しています。
私たちの責任は、自社の事業活動に留まりません。サプライヤーを含むバリューチェーン全体における人権リスクの評価と管理を徹底し、「doing no harm(危害を加えない)」の原則を貫くとともに「impactful positive contribution to society(社会に意味のある貢献をもたらす)」を目指しています。またロシュ・グループは、サプライヤーに対しても自社と同等の人権基準を満たすことを期待しており、サプライヤー行動規範を通じてこれを明示しています。
ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社の従業員は一人ひとりが、ロシュのアンバサダーとして、日々の業務においてこれらの人権原則を実践し、ロシュへの評価をさらに高め、維持していく責任を負っています。
私たちはこれからも人権尊重への取り組みを継続的に改善し、持続可能でより良い社会の実現に貢献します。そして診断の革新によりヘルスケアの未来を形づくり、人々がより健やかに、自分らしい人生を送れるよう尽力してまいります。
ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社
代表取締役社長兼CEO 小笠原 信
ロシュ・ダイアグノスティックスの人権尊重へのコミットメント
国際的に認められた人権基準の支持:
当社は、国際連合のビジネスと人権に関する指導原則、世界人権宣言、国際労働機関(ILO)の中核的労働基準を含む国際的に認められた人権基準を支持します。基本的人権の尊重:
これらの国際基準に基づき、当社はあらゆる形態の差別、強制労働、児童 労働、人身売買を容認しません。また、結社の自由と団体交渉権や個人のプライバシーを尊重します。インクルージョン&ビロンギング(I&B):
当社は、社員一人ひとりの背景や視点を尊重し、差別なく、自分らしく活躍・貢献できる、誰もが居場所だと感じられるインクルーシブな職場環境を提供します。持続可能なサプライチェーンの構築:
当社は、サプライチェーンにおいても人権の尊重を重視し、サプライヤーに対し当社と同様の基準を満たすことを期待し、サプライヤー行動規範への同意を必須としています。人権への取り組み:
当社は、すべての事業活動において人権尊重を徹底し、人権侵害の発生を未然に防ぐため、以下の取り組みを実施しています。・グループ人権リスクアセスメントの実施
・人権デューデリジェンスの実施
・サプライヤーの人権アセスメント及び調査
・グローバル全体での人権e-ラーニングの実施(実施率99.06%)
・社内外からのSpeak-upラインの設置と調査、報告、適切な契約終了
環境保全
ロシュはエネルギーの効率化と再生可能エネルギーの利用促進などを通じて、エネルギー消費の削減に取り組んでいます。また、製品のライフサイクルにおける環境への影響を評価し、持続可能な製品設計やサプライチェーンの管理に取り組んでいます。
行動指針・レポート
ロシュの行動指針や、グループのサステナビリティに関する情報をご紹介します。
行動指針
ロシュは、すべての事業分野において、その持続可能性に取り組むことを表明しています。 患者さんに製品を確実に届け、ロシュ及び利害関係者の長期的な成功を確保するため、イノベーションを推進し、持続可能な経済、社会及び 環境を目指して 努力します。
サプライヤー行動規範
ロシュがイノベーションを提供するにあたり、患者さんと利害関係者は、ロシュに責任ある行動と倫理的行動において高い基準を維持すること、サプライヤーに対しても同様の高い基準を満たすことを期待しています。
透明性に関する取り組み
サステナビリティレポート
ロシュは2009年から連続して、ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックスにおいて最も持続可能なヘルスケア企業の1つとして認められています。