子どもたちに人道的な支援を届け続ける「Re&Actプロジェクト」

ロシュ・エンプロイー・アクション&チャリティ・トラスト(Re&Act)は、ロシュ社員の「社会から取り残された子どもたちを支援したい」という強い関心に応えて設立された独立団体です。低中所得国の子どもたちの教育や能力開発、育成に焦点を当て、その活動に取り組んでいるパートナーを支援しています。2006年にはRe&Act基金も設立され、ロシュ社員によるチャリティ活動で集められた寄付金の管理もはじめました。

Re&Actはロシュとロシュの社員によって支援されていますが、法的には独立した団体です。

支援の方法は、主に3つ。社員などから集めた寄付金の管理や、人道的プログラムへの長期的な資金提供、世界的な緊急事態や自然災害が発生した場合の支援です。世界中のプロジェクトや慈善団体に、そのとき必要なサポートを提供しています。

低所得国への人道支援を優先しているのは、ロシュの寄付および非営利支援に関する方針と同じです。また、インパクトやイノベーションをもたらすことができ、持続可能性の高いパートナーシップが保証されているプロジェクトを重視しています。

マラウイの学校における「月経衛生」を改善するために

革新的なプロジェクトへの支援を続けていくため、Re&ActとUNICEFは2006年から提携しています。

そこで生まれた支援のひとつが、マラウイの月経衛生改善プロジェクトです。月経が始まった思春期の少女への支援によって、少女に対する偏見と差別を終わらせることが目的です。

このプロジェクトでは教師や学校関係者、学習者向けに、MHM(月経衛生対処)に関する全国的なトレーニングマニュアルが作成されました。また、一週間にわたるソーシャルメディアのキャンペーンや広告には、100万人以上がリーチ。2,000人の少女が、支援のひとつである生理用品を受け取りました。

エチオピアで、孤児たちの幸せや健康づくりをサポート

2021年、エチオピアの5つの孤児院を支援する「セラム・チルドレンズ・ヴィレッジ」とRe&Actのパートナーシップが、5周年を迎えました。セラム・チルドレンズ・ヴィレッジは、エチオピアの孤児たちが自立できるようにサポートする、非政府・非営利組織です。 

 

孤児院の子どもたち63人が、ソーシャルワーカーや教育者、看護師、心理学者を通じて、食べ物や衣服、医療、教育といった包括的なケアを受けています。

さらに、84人の若者に生活費と教育資金を提供することで、彼らが仕事に就き、夢を叶えるサポートをしました。彼らのうち32人は現在も勉強中で、19人が無事に卒業。残りの33人は卒業後、Re&Actの資金提供によって得た仕事に取り組んでいます。

2020年11月、エチオピア北部のティグレ州にて武力衝突が勃発し、市民の不安が増大した際も、Re&Actは支援をしました。武力衝突の翌年すぐに緊急救援を実行し、セラム・チルドレンズ・ヴィレッジを通じて、州内にあるエルシャダイ・チルドレンズ・ヴィレッジの400を超える家族に、支援を提供しました。

 

エチオピアの人口はアフリカで2番目に多く、1億1000万人を超えています。そのうち45%が15歳未満です。また、人口の約3分の1が、国際的な貧困ラインを下回っています。

危うい政治情勢も続くなか、セラム・チルドレンズ・ヴィレッジは活動を続けており、Re&Actも支援を継続しています。

 

Re&Actの目標は、世界中から厳選されたプロジェクトや慈善団体に、持続可能なサポートを提供することです。そのために、今回ご紹介したような人道的プログラムへの資金提供のほか、集まった寄付金が適切に活用されるように管理をしたり、自然災害や世界的な緊急事態が発生した際の支援をしたりしているのです。

これからもロシュは、支援の手をとめず、多種多様なプロジェクトに取り組んでいきます。

 

 

Re&Actの主要な資金源であるチャリティイベント「ロシュ・チルドレンズ・ウォーク」の情報は 
国内のCSR活動「ゆめいろシューズプロジェクト」は 

本ウェブサイトでは、幅広い利用者を対象とした製品情報を掲載しています。お住まいの国では利用できない製品、もしくは認可を受けていない製品の詳細情報が掲載されている場合もあります。それぞれの居住国における正当な法的手続や規制、登録、慣習法を満たしていない可能性のある情報の閲覧に関しては、当社は一切の責任を負いません。

お問い合わせ世界の拠点linkedinfacebooktwitterinstagramyoutube企業情報診断薬事業採用情報メディアプライバシーポリシー法律上の注意SNS利用規約インターネット上での当社機器取引および購入に関するお断り