【育休取得者座談会】誰もが当たり前に休めるように。ロシュの育休支援を語る

ロシュ・ダイアグノスティックスでは、男性の40%、女性は全員が育児休業を取得しています(※)。2017年に初めて男性育休の取得者が生まれてからは、同じ選択をする社員も増えてきました。今回は営業やエンジニアなど、全国でお客様に近い外勤ポジションで働いている育休経験者と、育休をサポートするピープル&カルチャー(人事、以下P&Cと記載)の担当者の4名で座談会を実施。内勤者に比べると休みにくかったポジションのメンバーが、職場のどのようなサポートを受けて育休に入り、復職しているか。そして育休を経て何を得たかを聞きました。

※2020年~2023年 育児休業取得状況より

会社全体で、誰もが休める仕組みを整えてくれている


瀬賀:みなさんは、どうして育休を取ろうと考えたのでしょうか。

滝口:実家や義実家が遠いなか、第二子・第三子として双子が生まれることがわかったためです。第一子の娘が生まれたときは両親の近くに住んでいましたし、同じ部署で育休を取得している男性社員もいなかったので、考えもしませんでした。しかし最近は、つい先日も同期の男性が育休を取得し、数年前よりもずっと男性が育休を取りやすい雰囲気になってきたように感じます。私はお盆休みを合わせて、1ヶ月半ほど取得しました。

東久保:我が家は第一子で初めての育児ということもあり、まずは最初の数か月を乗り切るために取得しました。仕事が忙しい時期で、育休を取ることをなかばあきらめていたため、相談したのは出産の2ヶ月ほど前。エンジニアはチームで動く職種なので、急に人が抜けると大きな被害が出ることは容易に想像できました。チームの男性育休の経験者もほとんどいませんでしたが、上長も同僚も快くOKを出してくれました。背中を押してくれたチームのメンバーには本当に感謝しています。

木村:私は産休も合わせて1年ほど休むつもりで、安定期に入ったころから業務を調整しはじめました。実家が青森なので、里帰り出産の準備などは大変でしたが、妊娠経過は順調でした。引き継ぎなども含め、特にトラブルがなかったのは幸いでしたね。

瀬賀:育休中の業務について、どのような不安を抱えていましたか?

滝口:お客様を訪問する営業職である以上、自分がいないあいだに途切れてしまう仕事はどうしても発生してしまいます。ちょうどそのタイミングで佳境を迎える案件もあり、その心配は残りました。ただ、育休取得の5ヶ月前には相談を始めていたため、必要な引き継ぎやメンバーの同行はあらかじめできていたと思います。

木村:私もお客様先を回るフィールドサイエンティスト(病院等で、検査機器の設定や、検査データに関するお問い合わせに対応する職種)なので、滝口さんと同じように、早い段階からほかのメンバーに引き継ぎを始めていました。案件単位の不安はさほどありませんでしたが、長く休んで情報や知識のアップデートができなくなることはちょっと心配でした。ただ、復職後の働き方に悩んだとき、上長や同じ職種の先輩ママ社員、その他自分に関係する色々な部門の方々がサポートしてくれて今後のことを相談できたので、とてもありがたかったです。

東久保:私は育休中、ほかのエリアからエンジニアのヘルプ人員を手配してもらえました。まさに規模が大きい会社だからこそできるサポートですよね。個人の業務は休業前後にずらして対応し、チームで動く案件はヘルプの方にお願いできたため、残る心配はぐっと減らせました。

滝口:ヘルプ人員を手配する仕組みは、2年ほど前にできたんですよね。会社全体で人手が足りないところを補い合えるので、誰がいつ休んでも仕事を回せる体制づくりが進んだなと思います。ロシュは育休取得に積極的ですし、「休んだら査定に響くかもしれない」などという不安はまったくありませんでした。

一度仕事を離れるのは、いい機会


瀬賀:育休を取得してよかったのは、どんなところですか?

東久保:何をおいても、変化が著しい生後3ヶ月までの成長を間近で見られたことですね。いま写真を見返すと、あっという間に大きくなっていて、育休を取ってよかったなと心から思います。

滝口:私も長女のときは妻が里帰りしていたため、新生児期の大変さを実感しないままだったんです。今回はなかなか眠れない大変な時期を妻と二人で経験できたことが、まずよかったなと感じます。

木村:私は里帰りだったため、普段は遠方に暮らしている両親とともに過ごし、孫との時間をたくさんプレゼントできたこともよかったです。出産と育児が大変だったので、最初の3ヶ月くらいは記憶にありませんが……。

東久保:社会人になってからまとまって休んだことがなかったので、自分がどうして仕事をしているのか見つめ直す良い機会にもなりました。「医療現場の方や患者さんを助けたい」という強い想いがあって働き始めたはずなのに、日々の忙しさにまぎれて、少しずつ志が薄くなっていたんですね。でも、一度仕事から離れたことで、改めてその想いを認識することができたように思います。

滝口:私はいま40代なのですが、同期の多くが子どもを持ち始めた20~30代の頃を振り返ると、当たり前に育休を取るという空気はまだ浸透していなかったと思います。会社が良いように変わってきたことを改めて感じました。

働き方に悩むことがあっても、一人ではない


瀬賀:復職に際しての不安や、復職後の働き方の変化はありましたか?

木村:フィールドサイエンティストとして働く女性社員の前例がとても少なかったため、同じように外勤中心の仕事を続けられるのかという不安はありました。子育てと外勤の仕事をどう両立していくかは、いままさに上司と会議を重ねながら仕組みを整えているところです。

滝口:外回りが多い仕事は、どうしても子育てとの両立が大変ですよね。営業職は自分でスケジュールを決めやすいとはいっても、遅い時間のアポイントをゼロにすることはできません。私は北海道の拠点にいるため移動も長く、18時に仕事を終えても帰宅が21時になる……なんてことがしばしばあります。

東久保:そういう意味では、エンジニアはわりと時間に融通が効くのがいいところかもしれません。日中にできるだけ業務を圧縮して進め、夜は娘の寝顔を見るためになるべく早く帰るように心がけています。

滝口:でも、エンジニアも夜間の点検業務があったりしますよね。そのときはどうしていますか?

東久保:そのときは……残念ながら仕方ないですよね。この仕事に就いている以上、ときどき夜間の業務があるのは織り込み済みです。

木村:そうですよね。サイエンティストも、病院の診療時間が終わった夕方からのトラブル対応が多いですが、それはどうしようもないことです。なので、日中の定期訪問はこれまでどおりやりますが、夕方以降に動かなければいけないタスクは、周りに協力してもらいながら進めています。子育てと両立できる新しい業務も、これから構築していきたいところです。

滝口:営業もやろうと思えばどれだけでもやれてしまう仕事なので、周りとうまく連携して、効率的な仕事の進め方を考えていきたいです。チームのメンバーは私の育休や復帰後の子育てを前提にサポートしてくれていて、本当に感謝しています。

木村:私も同じです。これからの働き方について不安はあるけれど、サイエンティストの先輩ママが日ごろからまめに情報共有をしてくれますし、上司も相談に乗り続けてくれています。何がベストかはまだ見えていませんが、多角的にサポートしてくれる人たちがたくさんいるので、一人じゃないと思えます。育休前や育休中に感じていた不安は、どんどん和らいできていますね。

瀬賀:では最後に、これから育休取得を考えている社員にメッセージをお願いします。

東久保:第一に、子どもの成長はものすごく早くて、そのタイミングでそこにいないと見逃すことがたくさんあります。子どもが生まれたのならぜひ育休を取ってほしいですし、それが夫婦の絆を深めることにもつながると思います。

滝口:僕も同感ですね。できるなら3ヶ月以上取ったほうが、育児についてもちゃんとコミットできると思います。ただ、育児休業給付金が入ってくるまでには数ヶ月のタイムラグがあるため、備えも必要です。家計に不安がある場合は、事前に準備をして臨めるといいですね。

木村:私からは、保育園の入園タイミングについてお伝えしたいです。本当は一年くらい手元で育てたかったのですが、0歳児を過ぎると入園しづらくなるため、我が家は生後4ヶ月から保育園に入れました。周りから「早いんじゃないか」と言われることもあったけれど、小さなうちからほかの子どもたちと交わるため、周囲の刺激を受けてめきめき成長していると感じます。もし早めの入園を迷われている方がいるなら、あんまり心配しすぎなくていいと思いますよ。

瀬賀:皆さんの話を聞いて、育休の意義や周りのサポートの重要性について、さらに理解が深まりました。ロシュとしても、望む誰もが育児休業を取れる職場づくりは、引き続きの課題です。これまでも制度設計や雰囲気づくりを通じてアプローチをしており、少しずつ「取りたい人が取りたいだけ育休を取れる状況」が生まれてきました。その結果は、数字にも表れています。この歩みを止めることなく、これからも会社として真摯に取り組んでいきたいです。

育児のはじまりの経験は、社員の人生にとってかけがえのないものになるはずです。誰もが育休を取りやすい組織づくりに向けて、ロシュはこれからも努力を続けていきます。

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