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多様化する遺伝子検査のニーズに柔軟に対応し、 持続可能な検査体制を推進する 「コバス 6800/8800 システム plus」を発売

2025.7.18

ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社(本社:東京都港区/代表取締役社長 兼 CEO:小笠原 信、以下ロシュ)は、検査室が抱える多様なニーズに応え、より効率的な精度管理を可能にする全自動遺伝子検査装置「コバス 6800/8800 システム plus」を本日発売します。

近年、検査室を取り巻く環境は、働き手不足や、より厳格化する精度管理、医師の働き方改革などによる臨床検査技師の業務の拡大といった課題に直面しています。遺伝子検査の分野においても同様の課題に直面する事が予想され、さらには臨床ニーズの多様化・細分化が急速に進むと考えられます。それに伴い検査の現場では、従来の全自動遺伝子検査装置では実現できなかった、単純な効率化を越えた、高い柔軟性と効率性の両立が求められるようになります。

ロシュは、このような現代のニーズに応えるために全自動の遺伝子検査装置「コバス 6800/8800 システム」の次世代機となる「コバス 6800/8800 システム plus」を開発しました。遺伝子検査の領域で培ってきた長年の専門知識とデジタル技術を集約した本製品は、より直感的に分かりやすくなった操作画面やレスポンスの向上で快適な操作性を提供します。また、お客様ごとのニーズに合わせたルーチン検査の実現のため、測定項目の優先順位設定や同時測定項目数の柔軟性を大幅に向上させました。これによりさらに無駄なく効率的な検査室の設計に貢献します。

「コバス 6800/8800 システム」は、2015年の発売以来、世界90カ国以上で2,000台以上導入されてきました。毎月1,000万件を超える検査で医療に貢献し、遺伝子検査の「ゴールドスタンダード」としての実績を築いています。ロシュは、これからも医療現場に求められる持続可能な変化に強い製品の提供に努めてまいります。

【製品概要】

測定方法:リアルタイムPCR法

主な特徴:
・システムの起動時間が現行機の約半分に短縮され、ユーザーインターフェースのレスポンスも改善
・1バッチあたり、従来の3項目から最大6項目を同時に測定が可能
・独自のTAGSテクノロジー(5フィルター・3温度でのサイクル)により、1検体から最大15ターゲットのマルチプレックス遺伝子パネル検査を実現
・6800 システム plusにおいては、2台目の分析ユニットが搭載され、処理能力が1.5倍に

【製品写真】

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