ロシュグループ/診断薬事業部門 2024年度通期業績のお知らせ

本資料はロシュ・ダイアグノスティックスの親会社であるF.ホフマン・ラ・ロシュ社が2025年1月30日(スイス現地時間)に発表した英文プレスリリースを一部抜粋した抄訳版です。この資料の正式言語は英語であり、表現や内容については英語の原文が優先されます。(記述される製品には日本未発売の製品も含まれています)
 

原文は下記URLよりご参照ください。

 

*日本国内では、血糖自己測定関連事業は、ロシュDCジャパン株式会社が担当しています。
*特に記載の無い限り、この書類における全ての成長率は恒常為替レート(CER)で計算されています。
(CER:2023年の平均値)

2025年1月30日 バーゼル発

ロシュグループ/診断薬事業部門 2024年度通期業績のお知らせ

ロシュ、2024年におけるグループの売上は、恒常為替レート(CER)で7%増の力強い成長、第4四半期は3四半期連続で9%の成長を維持

  • ロシュグループの通期の売上は、医薬品と診断薬に対する高い需要により、7%増(スイスフラン換算で3%)

  • COVID-19関連の売上を除くと、ロシュグループの売上は9%増。2025年以降、COVID-19はロシュの業績に悪影響を与えない見通し

  • 第4四半期は3四半期連続で9%の売上成長を維持、非常に力強い成長

  • 診断薬事業部門の売上は、前年同期のCOVID-19検査の売上によるベース効果を反映し、全体で4%成長。診断薬事業部門の基盤ビジネスは強い勢いを維持しており、免疫検査、病理学的検査、および遺伝子検査の需要が増加したことにより、8%の成長

  • 診断薬事業部門のハイライト:
     ・質量分析法における画期的なイノベーション、cobas Mass Spec発売
     ・検査室の効率性と検査能力を強化する、新しく改良された遺伝子検査装置 cobas 6800/8800 システムがCEマークを取得

2025年の見通し

ロシュは、グループの売上が一桁台半ば(CER)で増加すると見込んでいます。1株当たりのコア営業利益は、一桁台後半(CER)の成長を目標としています。ロシュはスイスフランでの配当の更なる増額を見込んでいます。

ロシュのCEO、トーマス・シネッカーは次のように述べています。「2024年はロシュにとって好調な年でした。第4四半期には、グループ売上が9%成長し、3四半期連続で非常に良い勢いを維持しました。1株当たり利益は、半年時点で引き上げたガイダンスを上回りました。
2024年は、治療困難な乳がんに対する治療薬Itovebiと深刻な血液疾患の治療薬PiaSkyの上市、さらに持続血糖モニタリングの新しいソリューションや、完全自動化された質量分析の革新的なシステムを提供できたことにより、患者さんの生活に前向きな影響を与えたことを誇りに思います。
昨年は、内部の主要プログラムの加速、新たなパートナーシップおよび買収(がんおよび自己免疫疾患に対する細胞医療におけるPoseida Therapeutics)を通じて、私たちはパイプラインを大幅に強化しました。
ロシュは将来の成長に向けて万全の体制を整えています。」

ロシュグループの業績

2024年におけるグループの売上は7%増(スイスフラン換算で3%)の605億スイスフランでした。2023年の税務紛争の解決によるベース効果を除くと、コア1株あたり利益は12%増加しました。この影響を含めると、1株当たりのコア営業利益は7%増加しました。
スイスフランがほとんどの通貨に対して上昇したため、恒常為替レートと比較すると、スイスフラン換算の売上に大きな影響を与えました。
COVID-19関連で予想されていた11億スイスフランの売上減少、そして Avastin(がん)、Herceptin(乳がんおよび胃がん)、MabThera/Rituxan(血液がんおよび関節リウマチ)、Esbriet(肺疾患)、Lucentis(重篤な眼疾患)、ならびにActemra/RoActemra(関節リウマチおよびCOVID-19)の特許保護期間終了による10億スイスフラン減少の影響を、医薬品および診断ソリューションに対する高い需要が上回りました。

診断薬事業部門の業績

診断薬事業部門の基盤ビジネスの売上は、免疫学的検査に対する需要の増加と、生化学検査、免疫染色検査ソリューション、そしてコンパニオン診断薬の売り上げ増加により、8%増加しました。

診断薬事業部門全体の売上は、4%成長の143億スイスフランでした。COVID-19 検査に対する需要が予想通り減少したことを反映しています(2023年の8 億スイスフランに対し、2024 年の売上は2億スイスフラン)。

ヨーロッパ・中東及びアフリカ(EMEA)の売上は、免疫学的検査、生化学検査、免疫染色検査ソリューションの売上が牽引し、5%成長しました。北米では、すべてのカスタマーエリアにおいて基盤ビジネスが成長しました。アジア・パシフィック地域における売上は、免疫学的検査の売上増加が、COVID-19検査の需要減少によって相殺されたため、5%減少となりました。

診断薬事業部門:重要な進展
診断薬事業部門の売上

【カスタマーエリア説明】

コア・ラボ:免疫学的検査および生化学検査用の診断ソリューション、カスタムバイオテック

モレキュラー・ラボ:病原体の検出およびモニタリング、ドナースクリーニング、性感染症関連、遺伝子、がんゲノム遺伝子検査用の診断ソリューション

ニア・ペイシェント・ケア:緊急治療室、医療施設、または患者のすぐそばで行われる診断ソリューション。および、統合・個別化された糖尿病マネジメント製品(血糖自己測定器等)

パソロジー・ラボ:病理学的検査および、コンパニオン診断のための診断ソリューション

本件のお問い合わせ先

広報(報道関係者向け)

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