ロシュグループ/診断薬事業部門 2024年度上半期業績のお知らせ

本資料はロシュ・ダイアグノスティックスの親会社であるF.ホフマン・ラ・ロシュ社が2024年7月25日(スイス現地時間)に発表した英文プレスリリースを一部抜粋した抄訳版です。この資料の正式言語は英語であり、表現や内容については英語の原文が優先されます。(記述される製品には日本未発売の製品も含まれています)
 

原文は下記URLよりご参照ください。

 

*日本国内では、血糖自己測定関連事業は、ロシュDCジャパン株式会社が担当しています。

*特に記載の無い限り、この書類における全ての成長率は恒常為替レート(CER)で計算されています。
(CER:2023年の平均値)

2024年7月25日 バーゼル発

ロシュグループ/診断薬事業部門 2024年度上半期業績のお知らせ

ロシュ、2024年上半期の売上は恒常為替レート(CER)で5%増加、第2四半期は力強い成長 - 通期業績見通しを上方修正

  • ロシュグループの売上は、医薬品と診断薬に対する高い需要により、5%増(スイスフラン換算で横ばい)。COVID-19関連の売上を除くと8%の成長

  • COVID-19関連の売上減少による売上全体への影響がなくなったため、第2四半期のグループ売上は9%の成長(スイスフラン換算で7%)へと加速

  • 診断薬事業部門の売上は5%成長。一方で、COVID-19の売上の影響を除く基盤ビジネスの成長は、免疫学的検査製品に対する高い需要により9%成長

  • 2024年の見通しを上方修正

  • 診断薬事業部門の2024年第2四半期のハイライト:
     ・糖尿病を持つ人々に重要な予測を提供するAI対応の持続グルコースモニタリング(CGM)ソリューション、Accu-Chek SmartGuideがCEマークを取得
     ・ヒトパピローマウイルス(HPV)自己採取ソリューションが米国で承認、女性が自分で検体を採取することが、国内で初めて可能に。HPV自己採取ソリューションを含む、子宮頸がん検診用ツールに対して、2つの新たなWHO事前認証を取得
     ・検査室に、より高い水準の検査能力とさらなる自動化を提供する、新しい分析ユニット、cobas c 703および cobas ISE neo発売
     ・最も一般的な呼吸器ウイルス4種類を一回の遺伝子検査で調べるcobas Liat検査が、米国で緊急使用許可を取得

    ロシュCEOのトーマス・シネッカーは次のように述べています。「2024年上半期の力強い売上成長は、当社の革新的な医薬品と診断薬に対する高い需要を反映しています。第2四半期には、COVID-19の売上減少の影響がなくなったことから、成長の勢いが加速し、結果としてグループの売上は非常に力強い伸びを示しました。上半期の好調な結果を踏まえ、通期の見通しを引き上げます。また、この3か月の間に、アレセンサの早期肺がんに対するEU承認や、多発性硬化症に対する新たな治療選択肢を提供するOcrevusの皮下注製剤の承認など、多くの重要な承認を取得しました。特に、当社の主要な成長ドライバーである、眼疾患治療薬バビースモの、プレフィルドシリンジが米国で承認されたことを喜ばしく思います。診断薬では、持続グルコースモニタリング用の新製品 Accu-Chek SmartGuideが、AIを利用して、信頼性の高い血糖値予測を数時間にわたって提供します。」

2024年の見通しを上方修正

ロシュは、グループの売上が1桁台半ば(CER)で増加すると見込んでいます。1株当たりのコア営業利益は、2023年の租税紛争の解決による影響を除き、1桁台後半(CER)の成長を目標としています。ロシュはスイスフランでの配当のさらなる増額を見込んでいます。

ロシュグループの業績

2024年度上半期におけるグループの売上は、5%増(スイスフラン換算では横ばい)の298億スイスフランでした。スイスフランの上昇は、ほとんどの通貨に対して鈍化したものの、恒常為替レートと比較するとスイスフラン換算の売上に悪影響を及ぼしました。

診断薬事業部門の業績

診断薬事業部門の基盤ビジネスは9%増、部門売上は5%増の72億スイスフランとなりました。心疾患、がん、甲状腺の検査を含む免疫学的検査が主な成長要因となりました(11%)。このほかに、生化学検査(8%)、オンコロジー用免疫染色検査(11%)、コンパニオン診断薬(46%)も成長の推進力となりました。

同部門の基盤ビジネスでは、引き続き好調な伸びを示しましたが、予想されていたCOVID-19関連製品の売上減少により一部相殺されました。COVID-19検査の売上はさらに減少し、2024年上半期は、前年同期の4億スイスフランから1億スイスフランになりました。

地域別の売上は、ヨーロッパ・中東・アフリカ(EMEA)は4%、北米が5%、アジア・パシフィックは3%、ラテンアメリカは16%と、全地域で成長しました。

診断薬事業部門:2024年第2四半期の主なマイルストーン
診断薬事業部門の売上

【カスタマーエリア説明】
コア・ラボ:免疫学的検査および生化学検査用の診断ソリューション、カスタムバイオテック
モレキュラー・ラボ:病原体の検出およびモニタリング、ドナースクリーニング、性感染症関連、遺伝子、がんゲノム遺伝子検査用の診断ソリューション
ニア・ペイシェント・ケア: 緊急治療室、医療施設、または患者のすぐそばで行われる診断ソリューション。および、統合・個別化された糖尿病マネジメント製品(血糖自己測定器等)
パソロジー・ラボ: 病理学的検査および、コンパニオン診断のための診断ソリューション

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広報(報道関係者向け)

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