ロシュグループ/診断薬事業部門 2024年度第一四半期業績のお知らせ

本資料はロシュ・ダイアグノスティックスの親会社であるF.ホフマン・ラ・ロシュ社が2024年4月24日(スイス現地時間)に発表した英文プレスリリースを一部抜粋した抄訳版です。この資料の正式言語は英語であり、表現や内容については英語の原文が優先されます。(記述される製品には日本未発売の製品も含まれています)
 

原文は下記URLよりご参照ください。

 

*日本国内では、血糖自己測定関連事業は、ロシュDCジャパン株式会社が担当しています。

*特に記載の無い限り、この書類における全ての成長率は恒常為替レート(CER)で計算されています。
(CER:2023年の平均値)

2024年4月24日 バーゼル発

ロシュグループ/診断薬事業部門 2024年度第一四半期業績のお知らせ

ロシュ、第1四半期における売上は2%増加(恒常為替レート)、COVID-19を除くと、両事業部門で一桁台後半の成長を達成

  • ロシュグループの売上は、新薬と診断薬の力強い成長により、恒常為替レート(CER)で2%増(スイスフラン換算で6%減)。COVID-19関連の売上を除くと7%の成長。今後、COVID-19関連の売上減少による重大な影響はない見込み

  • ほとんどの通貨に対してスイスフランが上昇したため、スイスフラン換算で6%減少

  • 診断薬事業部門の売上は、免疫学的検査、生化学検査、免疫染色検査の成長により、基盤ビジネスにおいて全地域で8%の成長。COVID-19検査の需要減少により一部相殺され、部門全体としては2%の成長

  • 診断薬事業部門の2024年第1四半期のハイライト:
     ・献血検体のマラリア感染をスクリーニングする初の遺伝子検査が米国で承認
     ・アルツハイマー病の早期診断を補助する血液検査が米国のブレークスルーデバイスに指定

  • 2024年の見通しを確認


ロシュCEOのトーマス・シネッカーは次のように述べています。「COVID-19の売上を除いた基盤ビジネスでは、両事業部門とも一桁台後半の成長を示し、好調なスタートを切ることができました。今期以降、COVID-19に関連する売上への影響は、ほぼ無くなったと言えるでしょう。ほとんどの通貨に対してスイスフランが上昇したため、スイスフラン換算の売上は前年同期比で影響を受けました。重症眼疾患治療薬 Vabysmo(バビースモ)は好調を維持しています。私たちは、複数の食物アレルギーに対する初めて、かつ唯一の医薬品としてXolairが米国で承認されたことを喜ばしく思います。また最近では、早期肺がんに対するAlecensaの承認を米国で取得しました。Alecensaは、化学療法と比較して、疾患の再発または死亡リスクを76%低減するという前例のない効果を示し、この特定の肺がんのタイプに対する標準治療を大幅に改善しています。
今年度のグループの売上は1桁台半ばで成長すると確信しています(恒常為替レート)。私たちは、2024年の見通しを確認しました。」

2024年の見通し

ロシュは、グループの売上が1桁台半ば(CER)で増加すると見込んでいます。1株当たりのコア営業利益は、2023年の税務紛争の解決による影響を除き、売上の成長(CER)に概ね沿って拡大させることを目標としています。ロシュは、スイスフランでの配当の更なる増額を見込んでいます。

ロシュグループの業績

2024年の第1四半期におけるグループの売上は、恒常為替レートで2%増(スイスフラン換算で6%減)の144億スイスフランでした。新しい医薬品および免疫学的検査、生化学検査、免疫染色検査を含む診断薬製品に対する強い需要によって、予想していたCOVID-19関連の売上減少やバイオシミラー/ジェネリックの影響を上回る結果となりました。
今期以降、COVID-19に関連する売上減少の影響はほぼ無くなり、グループの売上への影響は無いでしょう。
COVID-19関連製品を除くと、売上は7%成長しました。
スイスフランがほとんどの通貨に対して上昇したため、スイスフラン換算の売上は、恒常為替レートと比べ、大幅に減少しました。

診断薬事業部門の業績

診断薬事業部門の基盤ビジネスは、免疫学的検査、生化学検査、そして免疫染色検査用の検査ソリューションの需要により、良好な成長(8%)を続けました。しかし予想されていた通り、COVID-19関連製品の売上減少と一部相殺され、部門全体の売上は2%増の35億スイスフランとなりました。

心疾患、がん、甲状腺の検査を含む免疫学的検査が、主な成長要因となりました(10%)。このほかに、生化学検査(8%)、オンコロジー用免疫染色検査(12%)、コンパニオン診断薬(47%)も成長の推進力となりました。

予期していた通り、COVID-19検査の売上はさらに減少し、2024年第1四半期は前年同期の3億スイスフランから1億スイスフランになりました。

地域別の売上は、ヨーロッパ・中東・アフリカ(EMEA)は2%、アジア・パシフィック地域は1%、ラテンアメリカは14%と、それぞれ成長しました。北米はCOVID-19関連検査への需要の低下を反映し、1%の減少となりました。

診断薬事業部門:2024年第1四半期の主なマイルストーン
診断薬事業部門の売上

【事業領域説明】
コア・ラボ:免疫学的検査および生化学検査用の診断ソリューション、カスタムバイオテック
モレキュラー・ラボ:病原体の検出およびモニタリング、ドナースクリーニング、性感染症関連、遺伝子、がんゲノム遺伝子検査用の診断ソリューション
ニア・ペイシェント・ケア: 緊急治療室、医療施設、または患者のすぐそばで行われる診断ソリューション。および、統合・個別化された糖尿病マネジメント製品(血糖自己測定器等)
パソロジー・ラボ: 病理学的検査および、コンパニオン診断のための診断ソリューション

本件のお問い合わせ先

広報(報道関係者向け)

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