ロシュは、さまざまな感染症の脅威から人々を守るために研究や対策に取り組む方々へ、アワードというエールを送るため、昨年から「Roche Infectious Disease Award」を開催しています。
2度目の開催となる今回は、COVID-19、敗血症、ウイルス性肝炎の3分野に関する研究や取り組みを募りました。全国の大学・病院・研究所などから37件の応募があり、分野ごとに計11名の受賞者を決定しました。
広島大学大学院 救急集中治療医学 大下 慎一郎 様
Trends in survival during the pandemic in patients with critical COVID-19 receiving mechanical ventilation with or without ECMO: analysis of the Japanese national registry data
COVID-19パンデミック中の日本における最新のECMO治療成績を明らかにし、重症患者における日本のECMO治療が世界トップレベルにあったことを長期的観察により示した研究で、重要かつ臨床上有用な素晴らしい研究であると評価されました。
大阪公立大学大学院 医学研究科 臨床感染制御学 井本 和紀 様
cross-sectional, multicenter survey of the prevalence and risk factors for Long COVID
東京大学医学部附属病院 救急・集中治療科 土井 研人 様
敗血症に対するエンドトキシン吸着療法の適応の検討
エンドトキシン吸着療法によって有意な死亡率の改善が期待できることを機械学習で明らかにし、敗血症の研究として重要な意義がある点や、機械学習ベースの解析を用いた研究手法が、今後のさまざまな臨床研究に活かす事ができる興味深い手法である点が評価されました。
千葉大学大学院 医学研究院 救急集中治療医学 Japan Sepsis Alliance(日本敗血症連盟) 今枝 太郎 様
Trends in the incidence and outcome of sepsis using data from a Japanese nationwide medical claims database-the Japan Sepsis Alliance (JaSA) study group
広島大学大学院 医系科学研究科 救急集中治療医学 菊谷 知也 様
国立感染症研究所 ウイルス第二部 加藤 孝宣 様
Neutralization of Hepatitis B Virus with Vaccine-Escape Mutations by Hepatitis B Vaccine with Large-HBs Antigen
アカゲザルでのL-HBs抗原を用いた新規HBワクチン開発の検討であり、現行ワクチンと同等の中和活性を示すだけではなく、ワクチンエスケープ株に対しても中和活性を維持している事を示した点が、新しいワクチン開発の普及およびHBV感染の根絶に寄与できるとても重要性の高い研究であると評価されました。
名古屋市立大学病院 中央臨床検査部 井上 貴子 様
Clinical efficacy of a novel, high-sensitivity HBcrAg assay in the management of chronic hepatitis B and HBV reactivation
北海道大学医学研究科 消化器内科学教室 須田 剛生 様
国保依田窪病院 内科 城下 智 様
岩手医科大学 消化器内科分野 宮坂 昭生 様
熊本大学 生命科学研究部 消化器内科 瀬戸山 博子 様
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広報(報道関係者向け)
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