本資料はロシュ・ダイアグノスティックスの親会社であるF.ホフマン・ラ・ロシュ社が2023年10月19日（スイス現地時間）に発表した英文プレスリリースを一部抜粋した抄訳版です。この資料の正式言語は英語であり、表現や内容については英語の原文が優先されます。（記述される製品には日本未発売の製品も含まれています）
原文は下記URLよりご参照ください。
*日本国内では、ダイアベティス・ケア事業（血糖測定関連事業）は、ロシュDCジャパン株式会社が担当しています。
*特に記載の無い限り、この書類における全ての成長率は恒常為替レート(CER)で計算されています。
（CER:2022年の平均値）
2023年10月19日 バーゼル発
ロシュグループの1-9通期の売上は、恒常為替レート (CER) で1%増、第3四半期は7％ の大幅増収
COVID-19製品を除くと、ロシュグループの売上は9％ 増
診断薬事業部門の基盤ビジネスは7％増。一方で、2022年におけるCOVID-19検査の需要が高かったことに影響を受け、全体としては18％減少
診断薬事業部門の第3四半期ハイライト：
・新生児敗血症の早期診断に有効となる初の検査、および検査室の効率改善に寄与する新モジュールを発表
2023年の見通しを確認
ロシュグループCEO（最高経営責任者）のトーマス・シネッカーは、次のように述べています。「2023年1－9月期におけるロシュグループの業績は、COVID-19製品に対する予期されていた需要減少を補う以上の良好な結果となりました。COVID-19製品を除くグループの売上は、9％増（恒常為替レート）で、引き続き力強い成長を示しました。加えて、多くの臨床試験において良好な結果が得られ、当社の製品パイプラインは大きく前進しました。早期肺がんにおけるアレセンサの第III相データについては、特に喜ばしく思っています。早期ステージにおけるがん治療は、患者に治癒の機会を与えることができるかもしれません。私たちは2023年の見通しを確認しました。」
COVID-19製品の売上が約45億スイスフランと大幅に減少するため、グループの売上は1桁台前半に減少すると見込んでいます（恒常為替レート）。このCOVID-19の売上減少を除けば、ロシュは両事業部門の基盤ビジネスにおいて、力強い売上成長を見込んでいます。
１株当たりのコア営業利益は、売上の減少に概ね沿って成長させることを目標としています（恒常為替レート）。ロシュは、スイスフランでの配当の更なる増額を見込んでいます。
2023年1-9月期におけるグループの売上は、COVID-19製品の大幅な減収、およびバイオシミラーの浸透（合計40億スイスフラン、売上の9％）を補う必要があったものの、1％増（スイスフラン換算で6％減）の441億スイスフランとなりました。
COVID-19製品を除くグループの売上は9％の成長となりました。
ほとんどの通貨に対してスイスフランが上昇したため、恒常為替レートと比較して、スイスフラン換算の業績に著しい悪影響が生じました。
診断薬事業部門の基盤ビジネスはすべての主要なマーケットで力強い成長（7%増）となりました。主な成長要因は、免疫学的検査、特に心疾患検査と生化学検査ソリューションでした。
診断薬事業部門全体の売上は、104億スイスフランでした。COVID-19 検査に対する需要が予想通り大幅に減少したこと（2022 年1-9月期の 36 億スイス フランに対し、2023 年1-9月期は 4 億スイスフラン）により、18％減収となりました。
北米、アジア・パシフィック、ヨーロッパ・中東・アフリカ （EMEA）地域における売上は、それぞれ 23％、19％、17％減少しました。これらの地域における売上高の減少は、主にCOVID-19検査に対する需要の急激な減少によるものです。
【事業領域説明】
コア・ラボ：免疫・生化学検査、血液凝固検査
モレキュラー・ラボ：遺伝子検査用試薬・機器
ダイアべティス・ケア： 血糖測定関連事業
パソロジー・ラボ： 病理学的検査用試薬・機器
ポイント・オブ・ケア：臨床現場即時検査
広報（報道関係者向け）
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