ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社(本社:東京都港区/代表取締役社長 兼 CEO:小笠原 信)は、コバスシリーズの機能を現行品の約1/2の設置面積に集約した、生化学・免疫統合型自動分析装置「コバス pure」を2022年3月18日に発売します。
「コバス pure」は、生化学モジュールと免疫モジュールを組み合わせて使用できる統合型自動分析装置です。設置面積は現行機種と比べ約1/2とコンパクトになりました。生化学モジュール「c 303」は1時間最大450テストで最大42項目、免疫モジュール「e 402」は1時間最大120テストで最大28項目の同時測定が可能です。受託臨床検査会社や大学病院で採用実績のあるコバスシリーズに加わる新たな製品です。既に発売している「コバス pro」で採用されている幅広い検査メニューを利用できます。
設置スペースに制限がある場所での使用はもちろんのこと、中央検査室、緊急検査室、時間外検査室での使用や、バックアップ機としての使用など、さまざまな活用が期待できます。「コバス pro」と「コバス pure」は、同じ使用感で業務を行えるため、トレーニングの負担軽減、柔軟なスタッフ配置など、検査室の枠を超えた業務の標準化や効率の改善が期待できます。
基本性能として、ヒューマンエラーを防ぐワンパックシステム試薬を採用、システムとしては、試薬架設予測機能で試薬準備の手間を軽減、また生化学ではオートキャル(検量線の自動補正機能)やオートメンテナンス機能も備えており、検査に携わる方々の負担軽減にも貢献します。
製品名: コバス pure
主な特長:
生化学・免疫検査を現行機種の1/2の設置面積に集約。生化学モジュール「c 303」は比色分析・電解質分析それぞれ1時間最大450テストで最大42項目、免疫モジュール「e 402」は1時間最大120テストで最大28項目の同時測定が可能
ヒューマンエラーを防ぐワンパックシステム試薬を採用、システムとしては、試薬架設予測機能やオートキャル、オートメンテナンス機能を装備し、業務負担を軽減
コバスファミリーコンセプトにより、現行機種「コバス pro」と同じ操作性を実現
仕様(c 303とe 402の統合型の場合):
寸法: 2,585(W)×1,022(D)×1,750(H)
重量: 約1,000kg
広報(報道関係者向け)
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