がんゲノム医療における治療方針決定をサポート クラウド型エキスパートパネル運用支援ソリューション 「NAVIFY® Tumor Board」発売

ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社(本社:東京都港区/代表取締役社長 兼 CEO:小笠原 信)は、がんゲノム医療におけるエキスパートパネルに必要な各種情報を共有化し、より適切な治療方針決定をサポートするクラウド型ソフトウエア「NAVIFY Tumor Board」を 2020 年10月1日に発売したことをお知らせします。

一人ひとりの体質や病状に合わせて最も良い効果が期待される治療を選ぶために、遺伝子情報に基づくがんの個別化治療の一つ、がんゲノム医療の実現を目指し、国による体制づくりが進められています。がんゲノム医療のプロセスでは、複数拠点・複数人の専門家で構成される専門家会議(エキスパートパネル)が開かれ、がん遺伝子パネル検査の解析結果や患者の治療履歴等について総合的に検討し、治療方針を決定します。

NAVIFY Tumor Boardは、エキスパートパネルでの検討に必要な患者の病歴や検査結果等のデータ取り込み、院内や連携病院での共有はもちろんのこと、症例に関連した治験・論文情報の検索をはじめとするクリニカルデシジョンサポート(臨床診断支援)機能を有しています。

2019年6月にがん遺伝子パネル検査の保険適用が始まり、今後ますますがんゲノム医療推進に向けた取り組みが加速すると考えられます。エキスパートパネルを主催するがんゲノム医療中核拠点病院および拠点病院等でNAVIFY Tumor Boardをご使用いただくことで、治療方針決定のサポート、医療の質の向上に貢献します。

NAVIFY Tumor Boardは2017年10月に欧米で発売されました。国内ではがんゲノム医療拠点病院に指定されている地方独立行政法人神奈川県立病院機構 神奈川県立がんセンターにて今春よりテスト導入が進められ、今回の発売と同時に正式契約を締結しました。

ロシュ・ダイアグノステイックスでは、主事業であるラボエリアにおける体外診断用医薬品・機器の販売に加え、新たなビジネスの柱としてクリニカルデシジョンサポートにも注力し、より確信ある治療方針を支援してまいります。

(1)製品名

 NAVIFY Tumor Board

(2)主な特徴

  • 症例に関連した治験情報や論文情報を効率的に検索するクリニカルデシジョンサポート機能
    日本および海外の豊富なデータベースと、PubMed, American Society of Clinical Oncology, American Association of Cancer Researchを含む論文データベースを保有

  • クラウドベースで中核拠点病院、拠点病院、連携病院間のデータ共有が可能 

  • 患者情報の収集、エキスパートパネルの日程管理、プレゼン準備などの基本機能を完備

(3)製品画像

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