VUCA時代に求められる人材をどう育成するか ロシュ・ダイアグノスティックス x GEヘルスケア 企業の枠を超えたピアコーチングを実施

ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長兼 CEO 小笠原 信、以下ロシュ)は人材育成施策の一環として、GE ヘルスケア・ジャパン株式会社(本社:東京都日野市、代表取締役兼 CEO 多田 荘一郎、以下GE ヘルスケア)と半年に渡る”Peer to Peer Coaching”(以下、ピアコーチング)を実施しました。

AIに代表されるIT技術の発展は、私たちの働き方のみならず、企業のビジネスモデルも変化させようとしています。これまでのような製品開発・販売やソリューション提供から顧客や社会に対する価値の提供ということに視点が移ってきています。このような現代社会はVUCA*時代とも呼ばれ、それに対応できる人材の確保や育成が企業の課題となっています。

ロシュとGE ヘルスケアは互いに医療に携わる企業として、類似したビジネス環境に着目し、両社の社員が知識や経験を分かち合うことで互いに気づきを与え、アイデアを引き出すことによって次の行動につなげていくことを目的とするピアコーチングを共同で企画・実施しました。

両社から部下の育成に責任を持つ社員が11名ずつ参加し、今までとは違う人材マネジメント手法を試みました。参加者はまず、コーチングについて集団研修で学んだのち、GEヘルスケアとロシュのピア(同格の者)が二人一組となってコーチングを繰り返し、お互いに気づきを与えながら、課題や根本原因を特定し、自ら解決策を導き出せるように相互支援を続けました。コーチングは直接会って行う他、電話やテレビ会議システムなども使って行われました。 半年間のプログラムの最後に行われたアウトプットセッションでは、リーダーとして状況に合わせてアジャイルに対応する力や、チームにおける信頼感醸成の大切さなどについて、それぞれの気づきと行動変容の実例が共有されました。

企業の枠を超えたピアコーチングは、利害関係がないことから、より自由に発言・行動ができたこともあり、通常の社内研修とは異なる深い内省を促し、これまでの価値観・行動パターンの殻を破る「越境体験」による気づきをもたらしました。 両社の参加者より、行動変容につながる価値ある体験であったと高い評価を得たことから、来年以降も企業間でのピアコーチングの展開を予定しています。

*VUCAとはVolatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の頭文字をつないだ造語。

ロシュ・ダイアグノスティックス 取締役 人事・総務部門長 髙﨑洋一のコメント
「生命科学の加速度的な進歩とAIやビッグデータに代表されるようなITテクノロジーの新展開の中で、ヘルスケアに携わる企業が提供できる価値も、単なる診断結果の提供から「医療に対するソリューションの提供」という新しい次元での価値の創造へと向かっています。今までの経験や知識からだけではなし得ないこのような価値創造に向けて、今回のピアコーチングは、両社のリーダーたちが社内コミュニケーションの中だけでは得られなかった多くの気づきを得られる機会となったと思います。今回のような取り組みを今後も継続させることで、個々の企業を超えた、診断に携わる者としての真の価値提供ができるビジネスの実現を目指していきます。 」

GE ヘルスケア・ジャパン 人事本部 人事本部長 執行役員 桜庭里奈氏のコメント
「GEヘルスケアでは、各自が本来のパフォーマンスを最大限発揮できるような職場環境を意識的に作り出し、個の志と組織の志をリンクさせるプロセスを経て、勝ちにこだわるチームを醸成できるようなピープルリーダーを育てようと取り組んできました。その中で、今までのやり方では新時代を駆け抜けるリーダーを育成することは難しいことを実感し、新たなやり方としてピアコーチングを考えつきました。しっかりとした軸を持ち、深い内省・自律心を備えたリーダーが増えれば、チームメンバーにも行動変容が起こります。日々、深い内省を習慣づけ、常に判断軸を持ち、またその判断軸に固執することなく、フィードバックやコーチングの助けを借りて進化し続けられる人材こそが、VUCA時代にも方向性を見失うことなく、勝ち続けるチームを作る源泉だと確信しています。」

GEヘルスケア・ジャパンについて
GEヘルスケア・ジャパン株式会社は、GEヘルスケアの中核拠点の1つとして1982年に創設されました。予防から診断、治療、経過観察・予後管理までをカバーする「プレシジョン・ヘルス」の実現を目指し、インテリジェント機器やデータ分析、ソフトウェア、サービス等を提供しています。国内に研究・開発、製造から販売、サービス部門までを持ち、日本のお客様のニーズにお応えしつつ、日本が直面する医療課題の解決に取り組んでいます。日本における社員数は約2,000名、本社および60カ所の事業拠点があります(2019年4月1日現在)。ホームページアドレスはロシュ・ダイアグノスティックス株式会社について
スイス・バーゼルに本社を置く世界有数のヘルスケア企業であるF.ホフマン・ラ・ロシュの診断薬事業部門の日本法人です。2019年1月現在、従業員763人、全国9都市に支店、物流センターを有し、体外診断薬・機器事業、研究用試薬・機器事業などを幅広い領域で事業を展開しています。私たちは、医療従事者の皆さまが最適な治療選択や意思決定が行えるよう、臨床検査の医学的価値および効率性を高めるソリューションをお届けします。 詳細は、をご覧ください。

本件のお問い合わせ先

広報(報道関係者向け

本ウェブサイトでは、幅広い利用者を対象とした製品情報を掲載しています。お住まいの国では利用できない製品、もしくは認可を受けていない製品の詳細情報が掲載されている場合もあります。それぞれの居住国における正当な法的手続や規制、登録、慣習法を満たしていない可能性のある情報の閲覧に関しては、当社は一切の責任を負いません。

お問い合わせ世界の拠点linkedinfacebooktwitterinstagramyoutube企業情報診断薬事業採用情報メディアプライバシーポリシー法律上の注意SNS利用規約インターネット上での当社機器取引および購入に関するお断り