ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社(本社:東京都港区/代表取締役社長 兼 CEO:小笠原 信)は、ゲノムDNA中のEGFR遺伝子変異を検出する体外診断用医薬品「コバス® EGFR変異検出キット v2.0」が、ダコミチニブ水和物のEGFR変異陽性非小細胞肺がん一次治療対象者の層別を目的としたコンパニオン診断薬として、9月10日に一部変更承認(適応追加)されたことをお知らせします。
「コバス® EGFR変異検出キット v2.0」は、非小細胞肺がん治療におけるEGFRチロシンキナーゼ阻害剤(EGFR-TKI)治療対象患者を層別する際に、コンパニオン診断薬として用いられます。一次治療におけるEGFR-TKI適応判定補助として、すでにゲフィチニブ、エルロチニブ塩酸塩、アファチニブマレイン酸塩及びオシメルチニブメシル酸塩の各治療薬に対して承認されています。今回の承認では、ダコミチニブ水和物に対する適応*が追加されました。
ロシュ・ダイアグノスティックスは、今回の適応追加が、非小細胞肺がん患者さんの治療選択にさらに貢献できるものと確信しています。
*使用可能検体種:癌組織