ロシュグループ/診断薬事業部門 2019年度第1四半期業績のお知らせ
2019.04.17
本資料はロシュ・ダイアグノスティックスの親会社であるF.ホフマン・ラ・ロシュ社が2019年4月17日(スイス現地時間)に発表した英文プレスリリースを一部抜粋した翻訳版です。この資料の正式言語は英語であり、表現や内容については英語の原文が優先されます。
原文は下記URLよりご参照ください。 https://www.roche.com/media/releases/med-cor-2019-04-17.htm
*日本国内では、ダイアベティス・ケア事業(血糖測定関連事業)は、ロシュDCジャパン株式会社が担当しています。
ロシュグループ売上は現地通貨ベースで8%ならびにスイスフラン換算で9%*増
診断薬事業部門の売上は、主に遺伝子検査製品が牽引し、1%の成長
第1四半期の診断薬事業部門の主な承認製品は、アメリカにおける、トリプルネガティブ乳がんに対するテセントリク併用療法のコンパニオン診断薬
*特に指定のない限り、この記事で記載している全ての成長率は、現地通貨ベースです(CER:2018年の平均値)
診断薬事業部門の売上高は、子宮頸がん検査の伸びにけん引される形で、遺伝子検査事業が7%の売上増で主に貢献し、全体で1%増の29億スイスフランとなりました。地域別では、EMEA(ヨーロッパ、中東、アフリカ)とラテンアメリカがそれぞれ3%と8%の売上増となりました。アジア・パシフィックのセントラライズド/ポイント・オブ・ケア ソリュ ーション事業と北米の血液凝固モニタリング製品はサプライチェーンに関する一時的な要因による売上への影響を受けました。
トリプルネガティブ乳がんのコンパニオン診断薬
米FDAはベンタナPD-L1(SP142)検査キット*を承認しました。これにより、トリプルネガティブ乳がんの患者さんへのテセントリクと化学療法併用療法の適応判定補助ができるようになりました。腫瘍浸潤免疫細胞上に発現するPD-L1タンパクを検出し、治療効果の高い患者さんを特定します。
トリプルネガティブ乳がんとは、乳がん増殖に最も関係がある3つのタンパク質、エストロゲン受容体、プロゲステロン受容体、HER2のいずれもが発現していない(ネガティブ)乳がんです。
*日本国内ではベンタナ OptiView PD-L1(SP142)として一部変更承認申請中