PD-L1タンパクを検出する病理検査用キット「ベンタナ OptiView PD-L1 (SP142)」発売

ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社(本社:東京都港区/代表取締役社長 兼 CEO:小笠原 信)は、がん組織または細胞中のPD-L1発現率の測定に用いられる体外診断用医薬品を本日発売したことをお知らせします。PD-L1阻害剤であるアテゾリズマブ(遺伝子組換え)の、扁平上皮非小細胞肺がん患者への適切な投与を行うための判定補助に用います。

「ベンタナOptiView PD-L1 (SP142)」は、がん組織または細胞中に発現するPD-L1タンパクを検出する病理検査用の検査キットです。切除不能な進行・再発の非小細胞肺がんのうち扁平上皮がんの患者に対して、抗PD-L1ヒト化モノクローナル抗体であるアテゾリズマブ(遺伝子組換え)の投与を行う際の判定補助に用います。免疫組織化学(IHC)法を測定原理とし、ベンタナ ベンチマークシリーズの自動免疫染色装置を用いて検出を行います。全自動染色のため煩雑な手技は必要なく、効率的で迅速な結果報告が期待できます。

 

※扁平上皮がん:

国内の肺がん患者のうち、約80%は非小細胞肺がんに分類されます。非小細胞肺がんは、さらに扁平上皮がんと非扁平上皮がんに分けられ、扁平上皮がんは肺がん全体の約20%といわれています。喫煙者に多く見られます。

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