ロシュとGE、がん治療や救命救急治療を向上させる 統合型デジタル診断プラットフォームの開発で提携

本資料はロシュ・ダイアグノスティックスの親会社であるF.ホフマン・ラ・ロシュ社が2018年1月8日(スイス現地時間)に発表した英文プレスリリースの翻訳版であり、参考資料として報道関係者へご提供するものです。この資料の正式言語は英語であり、表現や内容については英語の原文が優先されます。

原文は下記URLよりご参照ください。

https://www.roche.com/dam/jcr:9d8a3a66-2d33-4227-b332-6186d8b17b25/180108_MR_Project%20Liberty_en.pdf

  • 両社は、早期診断と一人一人の患者さんに合わせた治療をめざし、より迅速で正確かつ信頼性の高い意思決定を行える臨床診断支援ソフトウェアを共同開発

  • 提携を通じて、GEの医療用画像診断装置から得られる生体情報と、ロシュのバイオマーカー、組織病理検査、ゲノムとシークエンシング技術で得られる検体検査データに高度なアナリティクスを応用 

ロシュは、デジタル臨床診断支援ソリューションの共同開発および共同販売を行うため、GEヘルスケアと長期的な戦略的提携を締結しました。本提携により、まず、がん治療や救命救急医療において、一人一人の患者さんに応じた個別化治療の選択肢を広げ、強化する製品に注力していきます。

両社は、臨床診断を支援するワークフローソリューションとアプリケーションを提供するため、高度な分析を活用して業界初のデジタルプラットフォームの開発を目指します。このプラットフォームにより、生体情報と検体検査データ、診療記録、標準治療、リアルタイムモニタリングや最新の研究結果といった情報をシームレスに統合・分析することが可能になります。その結果、医師は患者さんに適した治療や質の高いケアを決定するための包括的な支援を得られるようになります。

例えば複数の専門医からなるがん治療チームは、包括的なデータ・ダッシュボードを共有して、レビューや協働、調整を行い、がん患者さんの病期ごとに治療方針を決定することができるようになります。救命救急医療では、ベッドサイドモニターの患者さんのデータがその患者さんのバイオマーカーやゲノムやシークエンシング情報と統合され、医師が重篤な合併症の発生を特定、あるいは予測することを支援します。

ロシュ・ダイアグノスティックスのCEOローランド・ディゲルマンは次のように述べています。「他に類を見ない今回の提携は、臨床診断に革新的なソリューションと知見をもたらすでしょう。包括的なデジタル製品を通じて、医師その他の関係者が患者さんのために、適切な時に適切な判断ができるよう支援することが私たちの目指すところです」

ロシュ・ダイアグノスティックスは、体外診断でのグローバルリーダーであり、GEヘルスケアは医療用画像診断装置の分野で世界をリードしています。GEヘルスケアのプレジデント兼最高経営責任者(CEO)、キーラン・マーフィーは「ヘルスケア分野のリーダー2社が、デジタル技術と体内診断、体外診断をこのレベルまで結びつけたのは初めてのことです。この提携によって、顧客や患者さん、ヘルスケア業界を対象としたデータに基づく精密医療(プレシジョン・メディスン)の提供が加速されることになるでしょう」と述べています。

米GE(NYSE:GE)のヘルスケア事業部門として、180億ドルの売り上げを誇るヘルスケア企業であるGEヘルスケアは、業界で100年を超える実績があり、100ヶ国で5万人超の従業員を有する画像診断機器の大手プロバイダーです。当社は、ハードウェア、ソフトウェアおよびバイオテクノロジーにおけるデータとアナリティクスを活用しつつ、医療提供者と患者のためにより良いアウトカムを提供することで、ヘルスケアの変革を行っています。でフォローしてください。また、で最新のニュースをご覧ください。 

ロシュは人々の生活の向上をめざし先進科学にフォーカスする、医薬品と診断薬・機器の世界的なパイオニアです。医薬品と診断薬事業を傘下に置くという複合的な強みをもつロシュは、個々の患者の治療を可能な限り最適化するという戦略を持つ個別化医療の最大手です。

スイス、バーゼルに本社を置くロシュ・グループは100カ国以上で展開し、2016年には全世界で94,000人の社員を擁しています。2016年の売上は506億スイスフラン、また99億スイスフランを研究開発に投資しました。米国のジェネンテックはロシュ・グループの完全子会社です。ロシュはまた、日本の中外製薬の主要株主です。詳しくはを参照ください。

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