ロシュの全自動遺伝子検査装置、小型化を実現 「コバス 5800 システム」 JACLaSに出展

ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社(本社:東京都港区/代表取締役社長 兼 CEO:小笠原 信)は、現行機種の性能を搭載しながら小型化を実現させた全自動遺伝子解析装置「コバス 5800 システム」を、2021年10月8日~10月10日にパシフィコ横浜で開催されるJACLaS EXPO 2021 臨床検査機器・試薬・システム展示会に出展します。

「コバス 5800 システム」は、核酸抽出から増幅・検出までの全工程を全自動で行う遺伝子検査装置です。検体をセットしスタートボタンを押すだけで、リアルタイムPCR法の遺伝子検査が全自動で行われます。受託臨床検査会社や大学病院で採用実績のある現行機種「コバス 6800 システム」および「コバス 8800 システム」のラインアップに加わる新モデルで、全機種共通の試薬が使用できます。測定項目には、新型コロナウイルス、肝炎ウイルス、HIVなどが含まれます。

設置面積は約1m2で、現行機種と比べ約1/3または約1/5とコンパクトながら、一度に24検体、最大6項目まで同時に測定が可能です。また多様な項目、検体種の検査を1台で行える性能に加え、緊急時に優先して緊急検査を実施する割り込み機能なども備えています。信頼性、効率性、使いやすさを兼ね備えたシステムとして、スペースに制約のある検査室での活用が期待されます。

製品名: コバス 5800 システム
主な特長: 

  •  多様な測定項目、検体種の検査を一台の装置に集約。設置面積は約1㎡で、スペースに制約のある検査室にもフィット

  •  検体をセットしスタートボタンを押すだけで、新型コロナウイルス、肝炎ウイルス、HIVなどの遺伝子検査を全自動で実施

  •   一度に24検体、最大6項目まで同時に測定。検査室のニーズに合わせて、項目の優先度を事前に設定でき、必要な測定結果を適切なタイミングで入手可能

仕様:

  • 1,442mm(W) × 791mm(D)× 1,846mm(H) ※ 設置面積 約1m2

  • 重量 620kg

  • 最大処理能力 144テスト / 8時間

  • 1バッチ目 結果リリース時間 3時間

  • 1バッチ検体数 24検体

  • 同時測定可能項目 6項目 / 1バッチ

発売時期:  2021年11月末予定 

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