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臨床検査DXとAI技術が臨床検査技師に与えるインパクト - 『JAMTマガジン』座談会に参加

弊社のビジネスイノベーション本部を統括する小松 弘幸が、一般社団法人 日本臨床衛生検査技師会が発行する会員向け広報誌『JAMTマガジン』 4月号の特集記事「臨床検査DXとAI技術が臨床検査技師に与えるインパクト ~臨床検査技師に必要なモノ~」座談会に参加しました。同会の代表理事会長 横地 常広氏らと、急速に進むデジタル化とAI技術が臨床検査技師にもたらす変化や、今後の業務・役割の展望について活発な議論を行いました。

座談会で小松は、AIの活用は、臨床検査の効率化や生産性向上に加えて、臨床の先生方に「インサイト(データを分析することで得られる新たな知見)」という新たな付加価値を提供する軸になると述べました。また、AIの時代においても、臨床検査技師が精度を担保する役割は不変であることに触れつつ、教育によってデータサイエンスのプロになれるのでは、と見解を示しました。さらにロシュが「ダークラボ」と呼んでいる構想についても言及しました。これはロボット等の連携で、人がいなくても検査ができる効率性を実現することを目指すもので、臨床検査技師が精度管理やデータサイエンスといった本来注力すべき業務に集中できるようにすることをコンセプトにしています。

座談会は、検査部内でデータ解析ができる「データ管理室」の可能性についても活発な意見が交わされ、AI時代に活躍できる臨床検査技師のあり方について、力強いメッセージを送る形で締めくくられました。

ロシュは、医薬品事業、診断薬・機器事業に次ぐ新たなグローバル事業として、デジタルソリューションをスタートさせました。検査領域においては、検査室のデジタル化、検査データ活用による臨床現場での診断支援、さらに患者さんの治療過程をサポートするデジタルソリューション開発という3段階で展開しています。これらの取り組みを通じて、臨床検査技師がデータサイエンスのプロとしてデジタル技術を活用して業務効率を上げ、仕事の価値を高め、新たなタイプの臨床検査技師像を築いていけるよう、協働や支援に取り組んでまいります。

  • 掲載誌: JAMTマガジン 2025年4月号

  • 特集名: 臨床検査DXとAI技術が臨床検査技師に与えるインパクト ~臨床検査技師に必要なモノ~

  • 発行元: 一般社団法人 日本臨床衛生検査技師会

  • 座談会記事全文はからお読みいただけます。