活躍する女性を増やしていく。ロシュが体現するジェンダー平等

世界規模の調査によると、2022年の世界の男女格差スコアは68.1%。埋めるべきギャップは31.9%残されています。日本は特に男女格差が大きく、146か国中116位。主要7か国の中では最下位となっています。※¹

そんな中、ロシュでは長きにわたってジェンダー平等に取り組んできました。家庭とキャリアの両立や同一労働同一賃金の問題、管理職における女性の割合など、世の中でさまざまな課題が取りざたされる中、ロシュで活躍する社員はどのように対処しているのでしょうか。

「柔軟な働き方や家族を信じることが、成果につながる」

「幸運なことに、私には5人の子どもと、子どもたちの世話をするために仕事を辞めた夫がいます。また、ロシュでは仕事の多くを自宅で行うことができます。そうした柔軟な働き方の選択肢がなければ、フルタイムの仕事をこなすことはできませんでした」

「私は、子どもたちにとって母親も父親も同じだけの価値がある存在だと信じています。夫が子どもたちの世話をしてくれていれば、子どもたちが何かが欠けているように感じることはないはずです。また、母親である私が仕事で成功を収め、幸せを感じることで、子どもたちも幸せを感じてくれます。母親自身が幸せでなければ、子どもたちが幸せになれるはずがありません」

「私には私の、人生の選択肢がある」

「仕事と家庭生活のバランスをとるために、試行錯誤を数年間繰り返しました。しかし、自分らしい人生の選択肢は一人ひとり違うものです。私は、仕事と家庭の両方で成功したいと考えるようになりました。私が働くことで誰かにプラスの影響を与え、その人生を幸せなものに変えたいと思っています。ロシュでの仕事は、多くの人とつながることで、まさにその願いを実現するものでした。こうした信念と情熱を持って、毎朝目を覚ますとき、私はこれから取り組むべき課題と、実現していきたい願いに想いを馳せます。そんな夢こそ、子どもたちと私にとって、良いひらめきを与えてくれるのです」

「多様なチームが切り拓く未来」

「ジェンダー平等は私にとって非常に重要なテーマです。インドで生まれ育った私の計画では、20歳までにお見合い結婚をして、夫と子どもの世話をしているはずでした。しかし今、私はここ、スイスのバーゼルにいます。これまでには、4つの異なる大陸に住んだこともありました。私がなりたいものに何にでもなれると信じてくれた両親と、学び成長する機会を与えてくれたロシュには、心から感謝しています。すべての人に、自分の可能性を最大限に発揮する機会が与えられるべきなのです」

未来について語るとき、必然的に出てくる言葉があります。それは「デジタル化」です。デジタル化で、女性がどれほど活躍できるようになるかを予測するのは難しいことでしょう。しかし、クラウドテクノロジーによって在宅勤務が容易になることは確かです。こうした進歩は柔軟な働き方を加速させ、家族とキャリアの両立がしやすい未来をつくります。

強いロールモデルの背中を追って、前に進む

「子どもができても働き続ける女性や、あえて子どもを持たずに自分のキャリアに専念する女性を、私は尊敬しています。個人的には、いつか家族を持ったうえで、働き続けたいと思っています。これまでたくさん勉強してきましたし、仕事も楽しいからです。将来の夫もパートタイムで働いて、お互いに支え合えたらいいのにと思います」

父親として新しい挑戦を

「妻が妊娠したとき、子どもが生まれたらすぐに仕事を減らしたいと思いました。そこで上司に相談し、15か月間は仕事量を80%まで削減することに同意してもらいました。上司やチームメンバーの大きな理解には、とても感謝しています。あの決断は、間違いなく正しかったと胸を張れます」

ロシュはSDGsを支援しています。17ある目標のうちの5は、「ジェンダー平等を実現しよう」です。これを追求すべく、社内ではメンタリングや能力開発の機会などを提供し、多角的なサポートを目指しています。また、女性社員のネットワークが増え、それぞれが経験を共有するためのプラットフォームが充実しているのもポイントです。管理職に占める女性の割合を増やすという具体的な目標があることも重要で、実際に、ロシュの全従業員のうち49%、管理職のうち43.6%が女性です。

ロシュのチーフ・ピープル・オフィサーであるクリス・ウィルバーは、こう述べています。「さまざまなバックグラウンドや経験、スキル、視点を持つ人々がいるからこそ、私たちは革新し、繁栄し、未来の成功に貢献することができるのです。ジェンダー平等は、私たちのさまざまなアプローチのなかでもごく重要な部分であり、私たち全員が同じだけ成功するチャンスがある、ということを意味しています。今日のロシュに女性が活躍できる機会が数えきれないほどあること、そして『すべての従業員の可能性を解き放つ』というビジョンを、誇りに思います」

ジェンダー平等を体現していく、さまざまな社員たち。そして、その背中を押すロシュという場所。性別を問わずに自分らしく輝ける機会は、ここでさらに増えていくでしょう。

参考

  1. ※¹:世界経済フォーラム「Global Gender Gap Report 2022」より 

さらに詳しく

原文はこちら

本ウェブサイトでは、幅広い利用者を対象とした製品情報を掲載しています。お住まいの国では利用できない製品、もしくは認可を受けていない製品の詳細情報が掲載されている場合もあります。それぞれの居住国における正当な法的手続や規制、登録、慣習法を満たしていない可能性のある情報の閲覧に関しては、当社は一切の責任を負いません。

お問い合わせ世界の拠点linkedinfacebooktwitterinstagramyoutube企業情報診断薬事業採用情報メディアプライバシーポリシー法律上の注意SNS利用規約インターネット上での当社機器取引および購入に関するお断り