STOP STD! STDの種類と症状

STDの種類と症状

STDの種類によって症状はさまざま。
STDにはどのような種類があるのかを見ていきましょう。

性器クラミジア感染症 - 無自覚のうちに急速に感染が拡大。

性器クラミジア感染症 - 無自覚のうちに急速に感染が拡大。 -イメージ

男女ともに極めて初期症状が軽いため、早期発見が難しく、最も感染が広がっているSTD。女性の場合、進行すると子宮外妊娠、不妊、流早産の原因になるなど、深刻な症状も出ます。

【症状(男性)】

  • 1~2週間後に白い膿が出たり、排尿痛やかゆみ等がある。
  • 進行すると、前立腺炎、精巣上体炎となり、精子の通り道が閉ざされて無精子症になるケースもある。

【症状(女性)】

  • 初期においては、おりものの増量などの症状が確認できる。その他は目立った症状がない。
  • 子宮頸管炎を起こし、進行すると卵管炎(子宮付属器炎)や肝周囲炎となり、子宮外妊娠、不妊、流産・早産、異常分娩の原因・誘因ともなる。
  • 感染すると、HIVなどにかかりやすくなる。
  • 妊婦の場合、産道感染した赤ちゃんが結膜炎や肺炎を起こすこともある。

HIV感染症 - 免疫能力が著しく低下

HIV感染症 - 免疫能力が著しく低下 -イメージ

HIV(ヒト免疫不全ウイルス)の感染により、長い年月を経て後天性免疫不全症候群(AIDS/エイズ)を発症します。性的接触による感染が増加しています。

【症状】

  • 感染直後にはカゼのような症状。
  • 1~15年間にわたり潜伏し、発病するまでは日常的な生活を送れるが、次第に免役能力が低下し、健康な人なら心配のいらないウイルス、細菌、カビ等の病原体でも簡単にいろいろな病気を起こしてしまうようになる。
  • 発熱、下痢、倦怠感、体重減少などさまざまな症状が出て、カリニ肺炎、気管・食道カンジダ症、クリプトコックス症、エイズ脳炎、カポジ肉腫等合併症を併発する。

淋菌感染症(淋病) - 男性に特に目立った症状が…。

淋菌感染症(淋病) - 男性に特に目立った症状が…。 -イメージ

男性の感染例が女性の4.4倍にのぼるSTD。治療薬に耐性をもった淋菌(耐性淋菌)の感染者が増加しています。

【症状(男性)】

  • 感染後2~7日以内に尿道のかゆみや熱っぽい感じがあり、排尿痛や膿が出る。
  • 放っておくと、尿道炎から精巣上体炎、前立腺炎になる。

【症状(女性)】

  • 子宮頸管炎、尿道炎を起こすが、症状が軽く、気付かないこともある。
  • 放っておくと卵管炎等になり、発熱や下腹痛の症状が出る。不妊、子宮外妊娠の原因になる。
  • 最近はオーラルセックスで、淋菌性咽頭炎になる人が増える傾向がある。

性器ヘルペス - 再発性の高い、しつこいSTD。

ヘルペスウィルスの感染により、性器の粘膜に水疱(みずぶくれ)や潰瘍ができ、激痛を伴うこともある病気。一旦症状が消えても潜伏し、免疫機能が低下したときに再発することがあります。

【症状】

  • 症状がないこともあるが、初感染では1~2週間で外陰部に水疱ができ破れて潰瘍になる。
  • 2~4週間で一旦自然治癒するが、再発を繰り返すことがある。
  • 腿の付け根内側(ソケイ部)のリンパ節の腫れ、強い痛みや歩行困難、排尿困難を来すこともある。

ケジラミ症 - 体中のあらゆる“毛”に寄生。

ヒトの体毛に寄生するシラミの一種。性行為中の直接接触により感染しますが、毛布やタオル等による間接的な感染もあります。

【症状】

  • 吸血によるかゆみ。
  • 陰毛のほか腋の毛やひげ、眉毛、まつげなどにも寄生する。
  • 1~2ヶ月の潜伏期がある。

尖圭コンジローマ - 痛みのない腫瘍を形成。

ヒトパピローマウイルス(6型、11型)の感染により、主に性器周辺に痛みのない腫瘍(腫瘤)ができる。

【症状】

  • 数週間から2~3カ月後、陰茎亀頭、包皮等、大小陰唇、子宮頸部、肛門周辺、尿道口等に小さなとがったイボができる。イボは集まってカリフラワー状になり悪臭を発することもある。
  • ヒトパピローマウイルスのタイプによっては、子宮頸がんを引き起こす可能性も。

性器カンジダ症 - 腟内の菌が衰弱時に暴れだす。

元々カンジダは腟内に存在する菌で、病気や妊娠、肥満、薬剤投与等で全身が衰弱した時に異常に増え、症状が出ます。

【症状】

  • 強いかゆみとおりものがあり、外陰部等が赤く腫れたりする。
  • 性感染症の場合と、もともとある菌による場合がある。
  • 男性では亀頭炎を起こすことも。

腟トリコモナス症 - 主におりものに症状が出る。

トリコモナス原虫の感染によって、女性に泡状のおりものや外陰部のかゆみが現れます。男性はほとんど無症状。

【症状】

  • 腟炎により、泡状のおりものが出る。かゆみを伴う場合が多い。
  • 腟内がアルカリ性になり、他のSTD感染を助長する。
  • 男性はほとんど無症状。パートナーにうつしやすい。

疥癬 - 潜伏期間の後、突如猛烈なかゆみが…。

疥癬虫(ヒゼンダニ)の寄生によって起きます。肌から肌への直接接触で感染するほか、毛布やタオル等による間接的な感染もあります。

【症状】

  • 激しいかゆみ。
  • 約1ヶ月の潜伏期間がある。
  • 陰部などの皮疹。

梅毒 - かつて大流行したが、今もあなどれない。

トレポネーマ・パリダム病原菌が体内に侵入して起こる全身の感染症です。かつて大流行しましたが、ペニシリンなどの抗生物質が効果を発揮して下火となりました。

【症状】

  • 約3週間で局部にしこりができ、潰瘍になるが痛みはない。
  • 感染後3カ月で全身にバラ疹と呼ばれる赤い斑点が出る。皮膚や粘膜にいろいろなかたちの発疹が出る。
  • 陰部等に悪臭がある、うつりやすい腫れ物ができ、頭髪が抜ける。

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