ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社

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ロシュ・ダイアグノスティックスのプレスリリース

2017年9月15日

効果的な抗体の分離・分析でバイオ医薬品開発を支援
分析用「FcRn アフィニティ カラム」発売のお知らせ

ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社(本社:東京都港区/代表取締役社長 兼 CEO:小笠原 信)は、 バイオ医薬品の開発時に、タンパク質を精製する液体クロマトグラフィーで用いられる「FcRn アフィニティ カラム」を9月18日に発売します。

「FcRn アフィニティ カラム」は、HPLC、FPLCなど液体クロマトグラフィー用に、胎児性Fc受容体(FcRn*)を固定化しカラムに充填した製品です。FcRnは抗体の一つである免疫グロブリンG(IgG)に結合し、IgGの生体内での代謝や半減期をコントロールしています。

IgGには、糖鎖構造の違いなどにより異なるサブタイプが存在します。FcRnとIgGの結合の親和性はpHに左右され、IgGのサブタイプごとに最適な親和性を示すpHが異なります。本製品ではFcRnに結合したIgGを、pH条件を変化させていくことで、サブタイプごとに順次カラムから溶離させ、単離することができます。このシンプルな手法により、複数の精製工程が必要だった従来のプロセスが簡略化され、分離・分析時間が大幅に短縮されます。

「FcRn アフィニティ カラム」は、ロシュグループ医薬品事業部門が開発し、バイオ医薬品の開発過程で使用している手法を製品化したものです。本製品を使用することで、バイオ医薬品、あるいはその候補物質のIgGをサブタイプごとに細かく分離することが可能となり、その薬物動態に関連する糖鎖構造や生理機能の評価・解析が容易になります。ロシュ・ダイアグノスティックスは、今後も革新的な製品を提供することで、バイオ医薬品開発で重要な役割を果たす抗体、糖鎖構造の分析を支援してまいります。

* FcRn : neonatal Fc receptor

【製品特長】
  • カラム充填済み製品のため、HPLC、FPLCに接続してすぐに使用可能 
  • pHの条件変更だけでより細やかな分離が可能
  • 分離・分析の結果を得るまでの時間を短縮
【製品仕様】
マトリックス
ストレプトアビジンセファロース
粒子径
34μm
カラム(レジンベッド)容積
1mL
結合容量
≧100μg IgG /mL (レジンのベッド容積)
最大運転圧(温度)
20 bar (25℃)
最大流量(推奨)
0.5 mL/min
再使用性
100回
長期保管用のバッファー(推奨)
80% バッファーA*1、20% バッファーB*2、 pH6.0
クロマトグラフィー中のバッファー(推奨)
0~100% バッファーA*1、0~100% バッファーB*2、
pH 5.5 ~pH8.8

*1: バッファーA: 20mM MES/HCL, pH5.5 140mM NaCl
*2: バッファーB: 20mM MES/HCL, pH8.8 140mM NaCl


 

【製品写真】
<この写真は、下記URL「製品画像ダウンロード」より入手可能です。>
http://www.roche-diagnostics.jp/news/photo/index.html
 


FcRn アフィニティ カラム

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